リニューアボー 自然エネルギー政策研究所 Institute for Renewable Energy Policies

ヴェイヘロヴォ市の産業商工会議所主催の講演会に参加

菅元首相とヴェイヘロヴォ市長

菅顧問とヴェイヘロヴォ市長

3月22日は、早朝にワルシャワからポーランド最大の港湾都市で、ポモージェ県の県都グダニスクに移動しました。その北西に位置するヴェイヘロヴォ市の市庁舎に、橘と菅顧問がクリストファー・ヒルデブラント市長を表敬訪問しました。ヴェイヘロヴォ市庁舎の周囲には、カルチュラルセンターや市立公園、文学・音楽博物館と聖アンナ修道院教会などがあります。

ヴェイヘロヴォ市議会議員の皆さんと懇談

市の中心に位置する市長舎内では、たくさんの部屋に展示された様々な歴史的な絵画や民族衣装などを見ながら、ヒルデブラント市長からヴェイヘロヴォ市の歴史や概況などについて話を聞きました。その後に、地元の素材で作られたハーブティーや紅茶、フルーツやスイーツをいただきながら、市議会議員の皆さんとも懇談しました。

菅元首相@ヴェイヘロヴォ商工会議所

講演会に参加する菅顧問と橘

その後に、ポーランドのヴェイヘロヴォ市産業商工会議所が開催した講演会に橘と菅顧問が参加しました。テーマは、日本における福島原発事故と再生可能エネルギーに関して。菅顧問の講演の後に質疑応答に応じました。会場は、ヴェイヘロヴォ・フィルハーモニックホールです。「ジャルノヴィエツ原発」の建設予定地があるヴェイヘロヴォで開催された講演会には、地元の市民をはじめ地方議員や首長、行政関係者、再生可能エネルギー事業に関心の高いビジネスマンや脱原発運動団体のメンバーなどが多数参加しました。

地方議員やビジネスマン、環境NGOからも

菅顧問は、福島原発事故の経験と日本の再生可能エネルギーの状況について報告しました。参加者からは、原発建設と再生可能エネルギーについて非常に関心が強く、多くの質問が寄せられました。地元の住民からは再生可能エネルギーへの補助金や固定買い取り制度(FIT)に関しての質問が集中。テーマによっては数人が同時に発言して騒然とした雰囲気になる場面もありました。

どうしたら原発建設から地域を守れる?

具体的には、「再生可能エネルギー振興(FIT)のための国民の負担」が税金としてなのか電気料金からなのかを詳しく確認する質問が続きました。原発の建設予定地の住民からは、原発の建設にかかる期間とそれに伴う「地元の負担と利益」について建設後を含めて切実な質問がありました。観光地でもある原発の建設予定地の村長からは「菅元首相が我が国の首相だったら観光地に原発を建設するか?」という質問も。

 

フィルハーモニックホール

菅顧問が、日本では地場産業の少ない、経済的に厳しい地域に原発が建設されることが多いことを伝えて、「観光資源のある地域では、それを活かした方がいいのでは?」と答えると大きな拍手が起きていました。原発建設を阻止しようと活動している住民からは、自分たちは少数派だがどうやったら地域を守れるか?という必死の訴えもありました。参加者たちの意見としては、再生可能エネルギーで自主的な電力が確保できるのならば、原発がなくてもいいのではないかという声が多い印象でした。

« 最新情報 トップへ戻る