リニューアボー 自然エネルギー政策研究所 Institute for Renewable Energy Policies

ドイツ緑の党連邦議員団への講演と共同記者会見

菅元首相とドイツ緑の党幹部との共同記者会見

菅顧問とドイツ緑の党幹部の共同記者会見

3月18日(火)の14時から、菅顧問がドイツ緑の党連邦議員団やメンバーたちに向けて講演しました。テーマは「福島原発事故のその後と再生可能エネルギーの可能性について」。この後に、午前中に会談した緑の党幹部たちとの共同記者会見に臨みました。オズデミル党首による歓迎の言葉に続いて、幹事長のホフライターさんがドイツの自然エネルギーと原発事情を説明。その後に菅顧問の講演と続きました。それを受けて、福島原発の視察をしたばかりのジルビアさんがコメントしました。

菅元首相の記者会見

ドイツ緑の党の議員やメンバーが質問

その後に、参加者からの質疑に対応しました。参加者は、緑の党の連邦議員団の他にも、会員でお腹の大きいお母さんや若い女性の地方議員など。支持団体のひとつであるグリーンピース・ドイツの事務局長なども参加して、緑の党らしい多彩な顔ぶれでした。講演の後には議員を筆頭に参加者から、たくさんの質問が出て終了時間を大幅に超過してしまいました(写真はドイツ緑の党HPより)。

福島の状況を説明するジルビアさん

【大物議員も参加した講演会】冒頭に党首のオズデミル氏が、今回は緑の党の友人の仲介で菅元総理を迎えられたことを紹介してくれました。続いて菅顧問による講演。「幸運な偶然」で避けられたが、4号炉の燃料プールでメルトダウンが起きた場合は250キロ圏内の5000万人が避難するような大惨事になる可能性があったことなどを報告しました。日本でもあまり知られていない事実を聞いた参加者からは、大きな反響がありました。

脱原発の父!トリティーン元環境大臣

参加した議員の中には、2000年に緑の党が社民党との連立政権(1998~2005)の際に脱原発政策を決めた当時の環境・原子力担当大臣ユルゲン・トリティーン議員(脱原発の父!)や「環境・自然保護・原子力安全委員長」のベアベル・ヘーン議員、安全保障担当のフリッチョフ・シュミット議員などベテランを含む多数の議員や会員が参加しました。

ベアベル・ヘーン議員と意見交換

【環境・自然保護・原子力安全委員長と会談】記者会見の後に、ドイツ連邦議会議員団副代表で「環境・自然保護・原子力安全委員長」ベアベル・ヘーンさんの事務所を訪問。代表理事の橘と菅顧問が意見交換しました。ヘーン氏は、連邦議会議員になる前の10年間、ノルトライン・ウェスト・ファーレン(NRW)州の「環境・自然保護・農業・消費者保護大臣」を務めました。

菅元首相とヘーン委員長

菅顧問とヘーン委員長

会談では、翌日の環境委員会に向けて、チェルノブイリ事故と放射能汚染の話など放射能汚染の基準値などについて意見交換しました。ヘーンさんからは、最近でも(28年前のチェルノブイリ原発事故の影響の)セシウムが森の猪肉やキノコなどに見つかること。森がたくさんあるバイエルン州では、狩猟が盛んなため政治的な判断で食べてもいい(放射線量の)基準値を上げたこと。ドイツでも、地域自治体や原子力産業からは、経済性を理由に「原発の稼働期間の延長を求める声」が出ていることなども紹介されました。

 

ヘーン議員の事務所を訪問

【公聴会に参加するまでの経緯】明日は、ドイツ連邦議会の「環境・自然保護・原子力安全委員会」の公聴会で菅顧問が報告します。その経緯は次の通りです。ドイツ緑の党の原子力政策責任者であるジルビアさんが、昨年12月に3度目の来日で「東京電力福島第一原発サイト」の視察を初めて果たしました。その際に、菅顧問とジルビアさんが東京で会談しました。そして、菅顧問が3月にドイツを訪問する予定があることを知ったジルビアさんが、環境・原子力安全委員会の委員長を務めることになったベアベル・ヘーン議員(連邦議員団副代表)に相談。福島原発事故から3年を迎えるタイミングで、その「隠された事実」と28年目を迎えてもなお危機と被害が続いているチェルノブイリ原発の現状を、ロシアの専門家からも合わせて聞くことが決まりました。

 

 

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